データ所在地の概要

このページでは、Identity-Aware Proxy(IAP)がデータ所在地の要件を満たす方法について説明します。データ所在地とは、データが保存および処理される場所を指します。 データが保存され、アクセスまたは転送されていない状態は「保存時」と見なされます。認証と認可を提供するために IAP によってデータが処理されている状態は「使用中」と見なされます。IAP は使用中のデータのみを処理します。

IAP は リージョン ロケーションのみをサポートしており、コンプライアンスのためにマルチリージョンやその他の地理的境界を遵守していません。

データ所在地の要件

Identity-Aware Proxy はロードバランサで有効になっており、選択したロードバランサのロケーション機能を最大でサポートします。 認証フローとリダイレクトの性質上、IAP はグローバル ロードバランサのデータ所在地のサポートを提供できません。他のすべてのロードバランサの場合、IAP はロードバランサのロケーションでのみデータを処理します。

使用中のデータとは

次のデータは、IAP によって使用中と見なされます。

  • リクエスト ヘッダー(`"foo": "bar"` など)
  • URL クエリ パラメータ(「?param=data」など)

データ所在地が適用される方法

IAP は、すべてのロケーションで、常に使用中のデータに対してデータ所在地を適用します。

リクエスト ヘッダー

IAP は、authorizationproxy-authorization などのリクエスト ヘッダーを使用して、リクエストを適切に処理します。IAP は、受信ヘッダーを別のロケーションに送信、転送、受信、リダイレクトしません。

URL クエリ パラメータ

認証リダイレクト中にデータが失われないように、IAP はブラウザに Cookie を設定して、認証が完了するまでクエリ パラメータを一時的に保存します。Cookie は、ブラウザの Cookie サイズの仕様に合わせてページ分割されます。

__Secure_GCP_IAP_QUERY_PARAMS_page_<n>

制限事項

Cookie の数とサイズの制限は、ブラウザによって大きく異なります。ただし、IAP は、必要なエンコード後のクエリ パラメータのサイズを 16 KB(平文の場合は約 12 KB)に制限します。 この上限を超えると、認証中にリダイレクトでクエリ パラメータが失われ、IAP から取得できなくなります。